【iOSDC Japan 2023 レポート】「作って学ぶBluetoothの基本攻略〜スマートキーアプリを作ってみよう〜」を聞いてきた。
はじめに
年に一度のiOSエンジニアの為のお祭り iOSDC Japan 2023に参加しています。
せっかくなので、参加したセッションのレポートを書きたいと思います。
作って学ぶBluetoothの基本攻略〜スマートキーアプリを作ってみよう〜
登壇者
概要
「iPhoneで他のデバイスを操作したい」と思ったことはありませんか?
Bluetoothを使用すれば、容易に行えますが、「ペリフェラル」や「セントラル」などの専門用語が難しく理解し辛い方もいると思います。
本トークでは、そんな方々を主な対象に、Bluetoothの基礎から話し、スマートキーの作成方法を必要な材料の選定、Core Bluetoothを用いたコーディング、そして実動の様子まで紹介したいと思います。
上記の内容にて、Bluetoothの基本的な知識から実践的な「スマートキーを作る」部分まで、わずか40分で学ぶことができます。
本トーク終了後には、あなた自身でスマートキーを作り、Bluetoothを用いたデバイスの設計・制作への第一歩となるでしょう。
引用: fortee
資料
感想
今回は、Bluetoothを使用してスマートキーアプリを作ってみようというテーマでしたが、アプリ内だけでなく、別のデバイスとアプリの連携で更なる可能性を感じてもらいたいということを言われていました。
自分自身もレゴのおもちゃとiPhoneを連携するというのはしたことあったのですが、何かを自作してそれをiPhoneで動かすのはとても夢がありますね。
今回の開発にはESP32というマイコンを使用しており、1000円ちょっとという驚きの価格で購入できるのでとてもお勧めをしていました。しかも、安いだけではなくセットアップ不要でBluetoothとWi-fiを搭載していて物凄い力を秘めているとのこと。買う時がきたら、こちらを購入させていただきます。
前半部分は、iPhoneとのBluetoothについて分かりやすく説明されており、「Bluetoothの接続状態の可視化が難しい」という話はすごい同感でした。今回はiPhoneのUI側に接続状態が表示されるように対応されていました。
後半部分では、iOSの話だけではなく配線の話や簡易ドアの作り方など普段聞けないようなお話をたくさん聞けました。最後には、実際に作ってきたドアと施錠システムとiPhoneでのデモも見れて楽しかったです。
また、セッション中は、会場全体に目を向けて対話をするような感じでトークを進めており、聞き手との向き合い方もとても勉強になりました。そして、終わった時には「え?もう40分経過したの?」そう感じるような素晴らしいセッションでした。
おわりに
ペリフェラルって言いにくいから何か良い呼び方ないでしょうか?ペリ?
iOSDC 2023 レポート関連
Day0
- 「タクシーアプリの多言語対応・ローカライズにおける課題と解決策」を聞いてきた。
- 「Appleにおけるプライバシーの全容を把握する」を聞いてきた。
- 「SwiftUIの進化についていくためにやったこと」を聞いてきた。
- 「SharePlayの歴史と進化 - そしてvisionOSへ」を聞いてきた。
- 「UIKit ベースの Custom UIContentConfiguration API を用いた複雑なカスタムセルの作り方」を聞いてきた。
Day1
- 「TextKit 2 時代の iOS のキーボードとテキスト入力と表示のすべて」を聞いてきた。
- 「PushToTalkで作るトランシーバー」を聞いてきた。
- 「6年間運用したiOSアプリのリアーキテクトについて具体的に解説」を聞いてきた。
- 「Mastering SwiftSyntax」を聞いてきた。
- 「配信アプリのためのリアルタイムプッシュ通知ぼかしの夢 〜低負荷で高速なプライバシー保護を目指して」を聞いてきた。
- 「macOSで自分のカメラを作ってみよう – Core Media IO Extension」を聞いてきた。
- 基礎から理解する!来年春までに対応すべきプライバシーの変更点
- 「UIのブラックボックスを探る」を聞いてきた。
- 「なぜ、弊社はFlutterを捨ててネイティブ化(Swift / Kotlin)にコミットしたのか」を聞いてきた。
- 「正規表現を”微分”する!?爆速で自作できる正規表現エンジン」を聞いてきた。
- 「一般的な通信でも使えるバックグランドURLSessionの活用方法」を聞いてきた。
- 「SwiftUIでの非同期処理データの状態管理を考える」を聞いてきた。